本展覧会は、展示作品を見ながら対話鑑賞を楽しむことを目的としています。対話鑑賞とは複数人での対話によりアート作品を楽しむ鑑賞方法で、この企画では対話型ではなく「対話そのもの」となることを目指しています。本展覧会では視覚に障害のあるファシリテーターが対話の進行役をつとめ、会期中には鑑賞会を毎日おこないます。平面でありながらも立体を感じさせたり、その場にはないものを想像させるような作品群は、私たちの感覚を外側へと押し広げるようにして拡張します。言葉をつむぎ共有し合うことで、他者理解に向けた心の拡張への一歩となることを願っています。
本展覧会の会期中、毎日定時に対話鑑賞を行います。言葉による鑑賞を体験してみませんか?
所要時間は約1時間。予約不要。
※3月8日(土) の ① ②、3月23日(日) の ② は開催しません。
日時:2025年3月8日(土) 14:00 ─ 16:00 予約不要
登壇者:池上 恵一、寺岡 海、芳木 麻里絵、彦坂 敏昭(京都芸術大学・教授)、樋口 健介(奈良教育大学・准教授)
日常生活の中で身体にうまれる「凝り」に魅了され、人の身体を揉んだ手の記憶をもとに、指圧ドローイング・彫塑・ワークショップによる作品を展開。主な個展に、「行雲のカラダ」池上恵一展 2024 京都場、「テノココロ」2024 city gallery 2320、「親子の凝り~陶芸家編~」2024 五条坂清水。主なグループ展に、「ノマル35周年記念 - 1詩人と美術家とピアニスト - 2 All Stars - RESONANCE」2024 ギャラリーノマル、「Your accidental world」2024 インサアートセンター(韓国)、「A view that only we can see」ネオアートセンター(韓国)、「Where and what will we meet again?」2023 清州市立美術館梧倉展示館(韓国)、「まなざす身体」2022 アトリエみつしま 等。
美術作家。1987年、広島県生まれ。京都府在住。別々の場所や視点、時間を、映像や立体を用いたインスタレーションによって接続するような作品を制作している。それにより、私たちが認識している世界を編集し、世界に対する新しい視点を呈示することを試みる。主な個展に「You (Me)」2024 | hakari contemporary(京都)、「春のまえがき」2022 | KUNST ARZT(京都)など。グループ展に「逃げ水をすくう」2024 | The Terminal Kyoto(京都)など。
2006年 京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻 卒業。2008年 京都市立芸術大学美術研究科修士課程 修了。現在、京都を拠点に作家活動を行う。「光の陰影」や「独特の質感を感じさせる表層」をキーワードに版画技法の一つであるシルクスクリーンを用い、数百回刷り重ねることで立体的な作品を制作する。主な展覧会に、2022「越後妻有 大地の芸術祭 2022」、2020 個展「fond de robe -内にある装飾-」ワコールスタディホール京都ギャラリー(京都)、2019 個展「析出する光」奈義町現代美術館(岡山)、2016「VOCA展 2016 現代美術の展望 - 新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)など。
2Fにて同時開催!
「アバウト・トーキン・アバウト」展は、京都芸術大学こども芸術学科と奈良教育大学美術教育専修の3回生による展覧会です。学生たちは10月に、視覚に障害のある人を交えた対話鑑賞を行いました。今回の展覧会では、その体験をもとに、「対話鑑賞を楽しめるような作品」を目指して制作した作品が並びます。
参加する2つの大学の学生たちは、自らが実現することを学びながら、こどもたちに芸術をどのように届けるのかについても学んでいます。学生たちが対話鑑賞からどのような作品を創造したのか、ぜひご覧くださ参加する2つの大学の学生たちは、自らが表現することを学びながら、こどもたちに芸術をどのように届けるのかについても学んでいます。学生たちが対話鑑賞からどのような作品を創造したのか、ぜひご覧ください。